東アジアサッカー選手権2005(日本1−0韓国)

ガゼッタ・デッロ・ヤマルト

GK 土肥洋一(F東京) 6.5
前半34分の李東国のエリア手前のシュート、後半8分のキム・ドヒョンのミドルシュートを含む韓国の17本のシュートを好セーブの連続でシャットアウト。急造DF陣との連携にも不安を感じさせられることはなかった
DF 茶野隆行(磐田) 6.0
茂庭・坪井のカバーリングで危ないシーンをケアし、自らも1対1の場面で競り負けないディフェンスでチームの勝利に貢献をした
DF 坪井慶介(浦和) 5.5
持味のスピードは見せることはできたが、反転すらタイミングがワンテンポ遅く相手エースの李東国のマークに苦しめられた。後半15分に負傷し交代した中澤が決勝ゴールをあげたのは皮肉とも言える
DF 茂庭照幸(F東京) 6.0
対面した李天秀のスピードとテクニックに翻弄される場面が目立ったが、決定的な仕事はさせなかった。欲を言えば同じ左サイドの村井の攻撃力を活かす動きが欲しかった
DF 駒野友一(広島) 5.5
対面する強力なサイドアタッカーである金東進を意識してか攻撃面では90分を通して目立った活躍はできなかったが、守備面では相手に裏のスペースをとられる場面は皆無に等しく無難なデキだった
MF 村井慎二(磐田) 6.0
本山・今野との連携で何度か左サイドでの見せ場をつくり、後半21分には2人をかわしシュートを放つなど積極的なトライが目立った。今後はクロスの質を向上させたい
MF 阿部勇樹(千葉) 5.5
前半はボランチの位置からの飛び出しで前線に顔を出していたが、後半に入ると守備のバランスを気にするあまりかなかなか前に出ることができなかった。持味のFKでは相手の急所を突いた良質なボールを蹴っていた
MF 今野泰幸(F東京) 6.0
持味の中盤でのボール奪取でチームに貢献し、奪取からの速攻で攻撃に良いリズムをつくり出した。また、3バックの前の危険なバイタルエリアで壁となり存在感を見せた
MF 本山雅志(鹿島) 6.5
得意のキレのあるドリブルからチャンスメークをし、自らも積極的にミドルシュートを放つなどし存在感を見せた。途中交代せずに90分を通して彼のプレイが見たかった
FW 玉田圭司(柏) 5.0
得意のドリブルを見せるどころか韓国DFの厳しいマークに苦しみ全くボールに絡めないまま途中交代。FWとしてシュート0本はいただけない
FW 巻誠一郎(千葉) 5.5
高さではなかなか勝てなかったが、献身的な前線からのプレスでチームに多大な貢献をした
《SUB》
DF 中澤佑二(横浜・F) 7.0
途中出場ながらも後半41分の小笠原なコーナーキックを左足のアウトで合わせ見事に値千金の決勝ゴールをゲット!また、この男が入ると最終ラインが見違えたように引き締まり抜群の安定感をもたらした
MF 小笠原満男(鹿島) 5.5
中澤の決勝ゴールを生んだコーナーキック以外は目立った活躍はなかったが、試合終盤の相手陣内での時間の使い方は流石だった
FW 大黒将志(G大阪) ―
出場時間が短いため採点不能
《監督》
ジーコ 6.0
宿敵・韓国に勝つことで東アジア選手権未勝利を回避することができたのは素直に評価したいが、90分間を通して日本の攻撃が個人能力頼みだったのは否めない。また、ゴールの可能性を感じられない玉田を本山より交代を引っ張った采配には疑問が残った