ドラゴンボール風・日本代表④

⑩ 28巻(P.59〜P.76)

W杯アジア最終予選第6戦イラン戦から数日が過ぎた・・・
久保の代表召集はまだ目処が立たない
俊輔 「あ!!中田さん」
中田 「感じたか!?俊輔!ものすごい状況を」
俊輔 「こ…これって、あ…あまりよくない状況ですよね・・・」
中田 「よ…よくねえよ…どんどん現実味を帯びてくく・・・・・・お前もうすうす感づいているはずだ・・・・・・この状況は鈴木召集じゃないのか・・・!?」
三都主 「こ・・・こんなことが・・・・・・!!」
小笠原 「ち・・・!ジーコのヤロウ・・・戦力外リストに入れておかなかったな・・・!」
今野 「こっこの状況は本当に鈴木さん召集なんですか!?」
村井 「ひ・・・ひとつだけじゃない・・・・・もう一つノーゴーラーの気配が・・・」
阿部 「そ・・・そんな・・・」
   (9月7日ホンジュラス戦 直前合宿)
村井 「大変なことになったな・・・・・・鈴木さんを召集するのか?」
今野 「あ・・・ああ、そうみたいです・・・・・・」
小笠原 「貴様等しゃべってる前にさっさとドリブルの準備をしろ!!まぬけめ!!やつらに期待はできんのだ!あの左サイドはとっくにそうしている・・・さすがだ」
今野 「左サイド・・・?」
一同 「三都主!!アイツいつからあんな高いポジションに・・・!!」
三都主 「きたぞ!!」
   (鈴木、高原到着)
村井 「・・・・・・・・・」
今野 「ま・・・待ってください・・・鈴木さんって、あ…あんなに得点力のないFWなんですか・・・?」
俊輔 「あんなものじゃありません・・・(試合では)もっともっと守備的になっていきます・・・!」
村井 「お・・・お前達、そ・・・そんなヤツと試合をしていたのか・・・?」
今野 「じょ・・・冗談じゃないですよ・・・チームを組んでどうしようってんですか・・・!!し・・・信じられないような得点力のなさじゃないですか!そ・・・そんなのが二人もスタメンなんですよ!!ど・・・どうしようもないじゃないですか・・・!!」
三都主 「だったらどうする・・・代表を辞退するか?スキにしろ・・・どうしようもないのはみんな知ってるんだ」
小笠原 「はっきり言ってやろうか?これで日本代表は終わりだ」
高原 「次に予定されている試合がイラン戦…アピールするのか?鈴木」
鈴木 「もちろんだよ、高原・・・他のFWが見た時、くやしがらせてやりたいから、得点を挙げてやるんだ。わりとたくさんのFWがいるようだけど、イラン戦で起用してくれれば十分だよ」
鈴木 「僕と高原とのふたりでかかれば絶対に得点できるよ。僕もパワーアップしたしね。たぶん、僕だけでもいけると思うよ」