ドラゴンボール風・日本代表③

⑨ 34巻(P.95〜P.137)

 舞台は2006W杯 イタリアvs日本


ジーコ 「おめえの出番だぞ!鈴木!!」
中田 「な、なんだと!?」
大久保 「あ、あのバカ何を言ってやがるんだ! 得点力のないFWをみすみす投入する気か!!」
カッサーノ 「ス、スズキの出番だって言ってますが・・・」
トッティ 「そ、そうか、とりあえず休憩して鱸でも食おうというんだな。こんな時にのんきな監督だ。」
ネスタ 「ふざけおって!誰かと思えば鈴木隆行だと!?」
ジーコ 「やれるな?鈴木。」
鈴木 「ボ、ボクがイタリアと?」
大久保 「無茶を言うなジーコ!点を取れるわけがないだろう!確かに見違えるほど演技力は上がったが相手はあのカテナチオだぞ!!」
 〜結局鈴木を投入するも得点の気配は全くなし
大久保 「も、もうガマンできん!!ジーコ!!俺は貴様が何と言おうと鈴木と交代させてもらうぞ!!」
ジーコ 「待て大久保!!はっきり言ってとてもおめえのかなう相手じゃねえ!!もう少し!もう少しだけ待つんだ!!」
大久保 「ま、待てだと!?それはどういうことだ!このまま無得点で終わるのを待てというのか!!」
ジーコ 「鈴木が確変するのを待つんだ。あいつは多分、4年に一度確変して運良くゴールを決めてくれるはずだ。イタリアを倒すにはたったひとつ…鈴木のその運に期待するしかねえんだ!」
大久保 「ジーコ、貴様は間違っている。鈴木は貴様のように攻撃は好きじゃないんだ!その作戦、鈴木は知っているのか?ちゃんと話し合ったのか!?」
ジーコ 「・・・・・・」
大久保 「・・・今鈴木が何を思っているか分かるか?運なんかじゃない!!なぜジーコはボクがこんなに守備をしたいのに得点を求めるんだろう。ボクのシミュレーションよりフェアな男らしい勝負の方が大切なんだろうか・・・と・・・忘れるな!!被ファール率はNo.1になってもあいつは46試合連続ノーゴールだったFWだ!!鈴木はもういい!俺と交代させろ!!」
ジーコ 「・・・・・・・高原!!アップしておけ!!」
大久保 「!?」