アジア最終予選 日本vsバーレーン戦

ガゼッタ・デッロ・ヤマルト

楢崎正剛 6
日本が終始攻めていて、ボールに触れる機会が少なかったが、後半ロスタイムのナセルのヘディングシュートを確実にキャッチしたプレーは流石だった
宮本恒靖 6
やはり3バックの中央のポジションが彼のポテンシャルを最大限に発揮できると感じさせるプレーだった。
中澤佑二 6.5
イラン戦よりは、及第点を与えられる内容だったと思う。自陣でのファールを犯さず、相手のボールを奪うプレーは流石だった。また、決勝点となるサルミーンオウンゴールを誘発させるプレッシヤーをかけたのは見事だった。だが、バーレーンDFに高さがあったこともあるが、ケガの影響からか、セットプレイにおける迫力は以前より欠けていた感じかした。
田中誠 6
相手のドリブルに対し、タイミングよくスライディングを試みたりし、バーレーンFWに仕事をさせなかった。欲を言えば、加地と絡んで右サイドをオーバーラップするなどの攻撃面での積極性が欲しかった。
加地亮 5.5
試合全体を見てみれば、よく走っていたし、1対1の局面でも、積極的にトライしいた。だがイラン戦と同様に、クロスの精度が今一つというのは変わらなかった。
三都主アレサンドロ 6.5
前半はあまりボールが回ってこなかったせいか見せ場はなかったが、後半に入ると一変、彼のサイド攻撃がバーレーンDFを混乱させるプレーを連発した。DF面においても、3バックの裏のスペースのカバーリングも上手くできていた。しかしながら、後半のロスタイムでイエローカードをもらったプレーは余計だった
福西崇史 6
守備面では中央のエリアにおけるバーレーンの攻撃を防ぎ、攻撃面では本来、中田がするであろう動きをしていた。セットプレイにおけるヘテイングの強さもあるので、今の日本代表のボランチおいて欠かせない選手になりつつある。
中田英寿 5.5
前半のはじめは積極的にボールに絡み、加地への正確なサイドチェンジなど日本の攻撃のリズムをつくったが、試合が進むにつれてパスミスやトラップミスが増えだし、彼の存在が試合から消えていってしまったように感じた。また、中村が中央からサイドへ流れる傾向があるのに、そのスペースへ効果的に上手く入り込むことが出来なかった。出場停止であった同ポジションの小野伸二と比べたら、不満がでる内容だった。だが、守備面での貢献度は大きかった。
中村俊輔 6.5
前半の13分に不可解なイエローカードを受けたが、前半は加地、後半は三都主とうまく絡んで再三サイド攻撃の軸となっていた。また、セットプレイにおいても彼の精度は日本代表においてかかせない武器であることを印象づけた。
鈴木隆行 5
前半は前線で体を張り、後半12分にはGKの手を弾く強烈なシュートを放ったが、FWがこのシュート1本というのは寂し過ぎる
高原直泰 5.5
バーレーンDFに対して積極的にドリブルでしかけたり、後半にはそのドリブルからシュートを放つなど、高原らしいプレーを見せてもらったが、シュートが相手ゴールマウスに飛ばないのでは話にならない
《SUB》
玉田圭司 4.5
ドローであった後半24分に交替で出場するも、なかなかボールがまわってこず、何もできずに試合が終わってしまった
稲本潤一
出場時間が短くて採点不能
《監督》
ジーコ 6
まずは勝ち点3を獲れたことを評価したい。だが、他力本願の勝利だったのは間違いない。次のアウェーのバーレーン戦では自力で勝ち点3を獲得するために、出場停止明けの小野伸二をどのポジションでプレーをさせるのかを含めて、もう一度戦術を練り直す必要があると思う。