巨人!高校生ドラフトで大阪桐蔭のエース・辻内崇伸投手を獲得
今夏の甲子園を湧かせた主役の一人である辻内投手の巨人入りが決定した!(まだ、交渉権を得ただけで入団は確定してないが・・・)
実績のほうはと言うと、今夏の甲子園の準決勝の駒大苫小牧に敗れたものの、登板した5試合全てで150kmを超える超高校級の奪三振ショーを繰り広げたのは記憶に新しく、2回戦の藤代戦で大会タイ記録の19奪三振。以後、3回戦(対清峰)で12個、準々決勝(対東北)で13個、そして準決勝では延長10回で16個の三振を奪い、1大会合計で歴代2位となる65奪三振を樹立。また4試合連続の2ケタ奪三振は、史上4人目の快挙を達成であり、サウスポーという希少価値も投手としての魅力を引き付ける
だが、辻内という投手が並外れた素質を持っていることは間違いないと誰もが感じていると思うが、まだ体も成長しきっていない高校生の段階で、プロでどこまで活躍できるかを判断するのは難しい
そこで、過去の甲子園球児の中でプロで活躍している桑田真澄・松坂大輔の甲子園の生んだ2人の怪物と甲子園での成績を比較して辻内崇伸という投手のプロでの可能性を探ってみたいと思う
甲子園での桑田・松坂・辻内の成績
選手名 | 試合数 | 被安打 | 三振 | 四死球率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|
桑田真澄 | 25 | 6.42 | 6.83 | 1.27 | 1.55 |
松坂大輔 | 11 | 4.27 | 8.82 | 2.82 | 1.00 |
辻内崇伸 | 5 | 6.70 | 14.04 | 5.18 | 3.46 |
一流の投手の条件として一番大事なのは防御率が非常に優れていること、次に四死球率であると私は思う。桑田・松坂の二人は松坂の四死球率が2.82と少し高めだが、防御率は1.00と申し分なく、桑田に至っては非のつけようのない成績だ
しかしながら、辻内の成績を見てみると、防御率は3.46、四死球率は5.18と手放しに誉められた成績でなはい。辻内は今夏の甲子園で5試合投げただけで、いささかデータ不足ではあるが、例えばもし、辻内が今春のセンバツに出ていたとしとも、通算の防御率・四死球が桑田ぐらいまでの成績になっていたとは考えにくいだろう。奪三振は桑田・松坂を大きく上回っているが、これだけ三振を奪い、被安打も桑田・松坂と遜色ないながら防御率が3点台であるということは、球は速いが制球力がなく四死球を連発して自滅していく投手ではないかと感じさせられてしまう
しかしながら、たとえ甲子園での実績が桑田・松坂より劣っているというデータがあったとしても、それがプロに入って活躍できないと決まったわけではない。辻内の場合は制球力を鍛えていけば、150kmを超える速球という武器があるので成功の可能性が高くなるのではと思う。また、巨人には球界のエースである上原浩治、同じサウスポーの大ベテランの工藤公康、そして、同じく甲子園で活躍した桑田真澄といったお手本になるだろう投手がいるので彼が大投手になる環境は整っているのではと思う
果たして、辻内崇伸という投手は巨人の歴史に名を残す選手となるのか、否か!?
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/amateur/f-bb-tp5-051003-0044.html