キリンカップサッカー2005 日本vsペルー

ガゼッタ・デッロ・ヤマルト

GK 川口能活
2月の北朝鮮戦以来の代表のピッチだったが、後半4分のモストの強烈なシュートをファインセーブするなど終始安定したプレーだった。ロスタイムの失点は相手のシュートが巧かったので致仕方ない
DF 田中誠 5.5
今日の日本のDF陣において一番良かった選手。ヘディングの強さをみせたり、同じ右サイドの三浦の突破力をうまく引き出していた
DF 宮本恒靖
前半の序盤はペルーのプレスの速さに戸惑い、窮屈なパスを出す場面が多くて危ないシーンを作り出す要因となっていた。しかし後半は、持ち前の統率力とボールを奪ってからの攻撃参加が光っていた
DF 坪井慶介 4.5
前半の序盤はDF面における三都主とのギャップがあり、ペルーに日本の左サイドを崩されるシーンが目立ったが、その後は何とか立て直した。しかし、ロスタイムにゴールを決めたバサージョへのマークが少し甘かったのは減点材料
MF 福西崇史 5.5
特に目立った場面は、前半にイエローもらったシーンと後半15分に大黒にスルーパスを出したシーンだけだった。今日は黒子役に撤している感じだった
MF 遠藤保仁
攻撃面において、ボランチの位置からサイドに流れてボールを貰おうと試みたり、ペルーのクリアーボールに反応して惜しいミドルシュートを放つなど良い出来だった。次のUAE戦でもスタメンで見てみたいと思わせられた
MF 三浦淳宏 6.5
ペナルティーエリア外からの強烈なシュート、左サイドの三都主へのサイドチェンジ、ドリブル突破からのクロスと日本の攻撃を支えていた。ケガで出れなかった加地よりも1ランク上のプレーを見せてくれた
MF 三都主アレサンドロ 5.5
彼のドリブルがチームのアクセントとして、効果・逆効果になっているシーンがとても多かった。もう少し、小笠原のようにシンプルにプレーしたらと感じさせられるプレー内容だった
MF 小笠原満男 6.5
ペルーの彼に対するマークは厳しかったが、それを振り払っての前線へのスルーパス、シュートと日本の攻撃のリズムをつくっていた。FWにもっと強烈な受け手がいると、彼の良さをもっと引き出せるのではと思わせられた
FW 玉田圭司
所属の柏でも、今だにリーグ戦で無得点という流れを代表のピッチでも出してしまった。今日の内容では、アジアカップの頃のパフォーマンスが戻るまでは、彼のためにも代表に呼ばないほうが良いのかもしれない
FW 鈴木隆行 5.5
相変わらず、前線における守備において日本の中盤・DF陣を助けていた。だが、後半の小笠原からのスルーパスを受けてのシュートは最低でも枠内に撃たないと何もチャンスは生まれない
《SUB》
FW 大黒将志
途中出場ながら前線のピッチを走り回り、うまくボールを受けて攻撃のリズムをつくっていた。次戦のUAE戦ではアタマから見てみたいと思わせられた
MF 稲本潤一
ボランチの位置からのペルーDF陣を困らせたドリブル突破は、同じボランチの遠藤・福西には見られなかったプレーだったので効果的だった。短い出場時間だったが、彼らしいプレーだった
MF 本山雅志
出場時間が短いため採点不可能
《監督》
ジーコ 5.5
連覇がかかったキリンカップだったが、初戦を落としてしまい厳しい状況に追い込まれた。次戦のUAE戦では、海外組の小野・中村が合流するので結果が求められる